晩秋の渚滑・・・

渓蔵(KEIZO)

2013年10月14日 20:38



この川に来たのは数年ぶりだけど、今まであまり良い思いをした事がなかったりしていた。。
鱒の量は他の河川の比ではないと思うが、ヘタッぴな自分には過去、随分と厳しい思いをさせられた(^^;

遅い夏休みを・・もはや夏休みじゃないけど有給を申請して実家への野暮用がてら寄り道してみた。
以前友人と入った区間から入渓・・・箱状の淵が連続する区間でちょっと釣るには丁度良い。

それと例年だとドライは仕舞い込む時期なのだけど暖かいと予想していた天気にかこつけてじっくりと秋の釣りをやってみたかった。

暖かい予想と言っても早朝は例年通り・・・吐く息が白く水温は10度といったところか・・
迷わずニンフを投入・・・
直ぐに良い反応があったがフッキング後すぐにバラシ(xx)



日が高くなるまでこのクラスが適当に遊んでくれるだけ・・・
でもこの川にして将来有望なチビちゃんばかりでずっと残って成長してくれることに期待ですな。

日が真上になりだした頃、水温は12度程度まであがっていた。。
あるくとちょっと汗ばむ陽気に陸生昆虫が活動しだしたよう。。
手前がガンガン流れ込み奥が渦を巻いて部分的にまったりと深いプールを形成している流れ。
その奥でライズを発見・・・
大きさは判断できなかったけど秋の虫の代表格カメムシを大胆にもキャスト。。
手前のガンガンの流れ込みが厳しくリーダーを18フィートまで伸ばして漂わせたら・・・



50を少し超えるこやつが喰ってくれました。。
まだ鰭が成長しきっていない個体だったけど、ファイトは悲鳴を上げたくなるくらいのハイパワー(笑
これが秋のファイターかぁ・・・

まだ、釣れそうな雰囲気だったけどタイムリミットがあった為、流れの様子を見ながら折り返す。



とあるプールの岩盤で腰かけて休んでいると・・・ポワーン。。。ポワーン。。。ととても苦手なディンプルライズってヤツが繰り広げられている。
じ~と観察していると何となくランダムでは無く何か一定のリズムと言うか間があるような?そんなライズ。
今まで見て見ぬふりをして何度も玉砕しつくしてきているディンプルライズ。。。
ポケットから一番小さなフライボックスを取り出した。
以前、群馬県の大先輩が送ってくれた激戦区で大ヤマメを仕留める為に作っている数種類のミッジを収めている小さなフライボックス。。
ティペットを手持ちの一番細いヤツを6フィートほど継ぎ足す。。
#18程だろうか?に巻かれたスピナーを先ずキャスト。。。
枯葉で覆われた水面の隙間にツンッと落ちた。。。。。。。。。沈黙。。
やっぱり駄目かな?
で今まで使った事なんてなかったピューパーに結び変えて、タイミングを計って隙間にツンッとうまく落ちると、何の疑いも無くポワーンッと喰った!



えっ?!と一瞬疑うも左手はロッドを立てていた。
へぇ~ディンプルでも釣れちゃうんだぁ~なんて今更ながらに感激し、40程を2本、荒らしちゃったのかライズも無くなり気が付けばタイムリミットを大幅に過ぎちゃってました。



今回の渚滑には良い釣りをさせてもらえました。
秋の釣りは奥が深いです。。
チャンスがあればまだ出来るかな?



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